セドリの情報商材などクソくらえ！

転売とは？

「ヤフオクで稼ぐ」の連載は時間をかけて文章を書いているので、なかなか先に進みませんね。そんな折「セドリ」という言葉を頻繁に耳にするようになりました。これは『掘り出し物を転売して利ざやを稼ぐ商行為』のことを指しているようです。つまりは要約して『転売』のことですね。 僕は以前の記事で、スタバの福袋を転売することについて、「購入できないひとが沢山泣いてしまう行為なので正しくない」と明言しています。公共性を害していますからね。また法に触れない範疇で、他のひとの欲しいという気持ちをないがしろにしない範疇での転売は間違ってはいないとも書きました。この2つの観点には大きな違いがあります。前者は公共性を害しています。後者は公共性を意識して行動しています。僕は後者しか認めていません。  

セドリとは？

ではセドリというのはどういう商行為かというと、つまるところ安く買って高く売る行為のことなんですね。アイドルのコンサート会場にたむろするダフ屋を例に出せば、発売日に大量に定価にチケットを購入しておいて、当日券も手に入らなかった熱狂的なファンに倍額以上で売りつけるというような行為でしょうね。これは、僕はダメな行為だと感じます。だって、事前に正規購入で大量に購入する際に組織的に大量に仕入れているので、本来ならファンの手元に届く「1人5枚まで」となっているチケットが手に入らないのです。その時点で公共性に反しています。本来適正価格で買えたひとの権利を奪っている行為ですので、お国が違えば訴えることすらできますね。事務所レベルで対策をしているところもあるようですが、法規制の網にかからないので、この手のは減ることは無いでしょう。  

インターネットを活用したセドリとは？

上記は一般的なセドリの例えでしたが、これがインターネットを駆使したものになっているようです。その手口はAmazonやヤフオクといったサイトで安く買って、高く売りつけるということです。どうですか、概要だけ聞くとダフ屋のおじちゃんとなんら変わらないですよね（笑） 僕がヤフオクで「普通に」出品をしていると、ここ数年、こういう質問が来るようになりました。 「希望落札額で早期終了できますか？」 何を言っているのかというと、例えば5,000円で出品している商品に対して、先方は7,000円なら売ります、と言って欲しいんです。実は相場をみると10,000円以上で落札されている商品なので、僕から7,000円で購入して、10,000円で転売しようという「持ち掛け」なのですね。僕は送料をこちら負担にしていることがほとんどですので、転売時は送料を落札者負担にすることで差額を丸儲けできます。セドリという商行為を知ってから、その持ち掛けの意味に気が付きました。この持ち掛けには絶対に金額を答えてはいけません。何故なら、金額を答えるとその時点で質問のやり取りが他の購入検討者にもみえるようになってしまいますので、その時点で引かれてしまうでしょう。だって上限を決めてませんと言っておきながら、裏で金額を提示してたら、信頼なんてできませんよね。何を数千円でセコイなあ、なんて思うでしょう？それが数百件、数千件やったら、まあある程度まとまったお金にはなるでしょうね。でも、3,000円を1,000回積重ねても300万円です。たかだかです。1,000回の取引を処理するのにかかる時間を考えたら割に合いますか？  

沢山積み重ねて儲ける＝沢山罪重ねて儲ける

インターネットを使ってセドリをしているひとは、「いかに沢山の売り筋商品を察知して安く入手し、沢山売りさばくか」に血眼になっている人たちです。ヤフオクの評価欄が10,000件を越えているようなのをよく見かけますが、よくみると「よい落札者です」「悪い落札者です」という買った際の出品者からの評価がほとんどです。つまりヤフオクで大量に仕入れて、Amazonや楽天の中古市場で転売をしているわけです。また、ヤフオクも転売時に評価を書かないように購入者にお願いするだけで、そこで転売していることは誰にもバレなくなるという手口もありますね。実際に評価欄を書かないように持ち掛けられたこともあります。なお、評価10,000件を越えているひとが全てネットの転売とは限りませんのであしからずです。例えばネットで買って、自身のリサイクルショップに並べている場合もあるでしょう。定期的に売れ筋を置いておかないとお客さんが寄り付かなくなるので、ネットで買って店頭売りしているという場合もあるようですよ。 こういうインターネットのセドリは、グレーな部分もありますが、出品者のリテラシーが低いことを期待して安く抑えようという行為について、本当に欲しいという入札者に渡らないし、出品者が損をすることに繋がるので「NG」だと思います。沢山の商行為を “積み重ね” て大きな利益にしていることを誇らしげに出版までしているひとがいますが、実体は公共の利益に反して “罪重ね” ていることを承知せずにやっている「自分勝手な転売屋＝コソドロ」なのは、嘆かわしい限りです。

まとめ

僕の記事は、こういうセドリ行為を斡旋するような、いわゆる情報商材ではありません。そこには一線を引いておきたいと思い、今回こういう記事を書かせていただきました。なにも心清く生きようなんてクサいことを言いたいのではなくて、人を騙して自分に利益を集中させてまで、小銭が欲しいんですか？ということをいつも世に問いたいと思っています。本当に利益を出している企業は数百億を動かし、1株数万の株式を誰もが欲しがります。コソドロみたいなことをしないでも稼げるようになりましょうよ。 長くなりましたが、お読みいただきありがとうございました！