名前募集バーガーの名前決定について【北のいいとこ牛っとバーガー】

北のいいとこ牛っとバーガー

以前マクドナルドが行っていた “名前募集バーガー” について記事を書きましたが、名前が決定しました。「北のいいとこ牛っとバーガー」というものになり、今その名前で販売されていますね。コマーシャルもそれで放送されています。相変わらずというか、日常の風景というか、ネットではマック叩きが盛んなようで、いくつか疑惑があるようです。そこで僕なりに分析してみました。

パクリ疑惑

北海道産の牛乳で「北のおいしさぎゅっと」というものがあるそうです。Twitterで画像が回って炎上しているそうです。これがその画像です。 確かに似ていますが、、ポイントは「牛っと」という部分ですね。ネーミングは最低限、ネット検索して同じものが無いかは調べるはずなので、「牛っと」が無かったので選んだ可能性は高いです。「ぎゅっと」だと、それこそ丸パクリと言われてしまいますから。パクリだとあげつらうのはネット民が大好きですから、騒ぐのは想定内なのではないでしょうか。

初めから決まっていた疑惑

実は広報あたりで考えていたのではないかというものです。総応募数 5,016,926 件ということで、かなりの高確率で2件以上ダブりが発生することが予想されます。一人で何件でも応募できるようになっていたので、目に留まりやすくしようと、複数のアドレスから同じアイディアを100回応募している人がいてもおかしくは無いのですよね。そうすると、今回のものは “偶然にも” 全くダブらなかったものでないといけないので、事前に決めておくのは不可能だったのではないでしょうか。 なお初めから決まっていたのなら、CM撮りもまとめてやって置く方が合理的と考えられます。今回募集期間は、2/2（火）～2/15（月）で、22日に決定・発表がありました。CMも同時期から放送していたとすると、収録期間は最長で15日～21日の1週間あったことになります。CM1本を撮るのに、ものにもよりますがスタジオでは1日あれば終わるらしいので、編集の時間を入れても1週間もあれば十分でしょう。バカリズムさん忙しいのに時間合わなかったら？という疑問は不要です。募集期間を決めていたのですから、前もってCM撮りのスケジュールも抑えていたはずですね。 こう考えると、きちんと期間中に選んだというのは間違いないと思います。

当選者居ない疑惑

賞金を発生させない方法というのは実はあります。誰が当選者？というのは非公表ですよね。そうすると、そもそも全応募アイディアと比較しながら全くダブらないアイデアをスタッフが考えれば、賞金を発生させないで済みますよね。例えば1,000件の応募のうち、アイディアがどの程度重複するかは、確率論では出せませんが、重複しづらい名前を選ぶためには長いものが多い方がいいというのはわかります。短い名前は大量にダブっているはずです。前述した、北海道の牛乳ではないですが、長ければどこか1か所が違えばいいのですから。そこでこれは僕の推測ですが、初めからやたらと長い名前が公表されて、長すぎるのでネーミング募集というのが発端でしたよね。こんな名前でした。 「北海道産ほくほくポテトとチェダーチーズに焦がし醤油風味の特性オニオンソースが効いたジューシービーフバーガー」 これって、単語を詰め込んだもう少し短めの名前を暗に誘導していたといえます。消費者はこれをみて、「あ、こういう名前の付け方でいいんだ」という発想方法が刷り込まれますので、ネーミングを考えるうえでの鍵を渡されていたということです。キーワードが詰め込まれた長めのアイディアが全体的に多く出され、その中で重複が少ないものを選んだんだろうと、推測します。とはいえ、応募作品なのかどうかは、実際公表されませんので、わかりませんね。ハンバーガー1年分がもらえると思っている方もいらっしゃるようですが、実際は1年分に相当する賞金のようなので、どなたかが手にしたと思いますが、神とマックのみぞ知るところでしょう。

まとめ

期間中に、マクドナルドの店員さんに、名前応募したのか聴いてみたところ、店員さんは応募禁止だったそうです。内部決定の疑惑はできるだけ排除するための方針でしょう。そういうところからすると、ちゃんとやっていたんだと思います。残念なながら美味しくないだの、怪しいだのと叩いているネット民は多いようですが、まあこれも炎上マーケティングの一環と思えば、そんな気もしてきますね。