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「なくす、をなくす」MAMORIOが提供するものは「安心感」

公開日: : 最終更新日:2018/03/01 ガジェット, 家電 , , ,

大事なものを「なくす、をなくす」

お財布、鍵、スマホ。「あれー?どこに置いたっけなー?」


出掛けに見つからなくて大慌てなんてこと、結構ありませんか?

だんだん年をとってくると、どうも記憶が…
親の失くしぐせをなんとか解決したい…
酔った勢いでまたスマホを失くした…
 
そんな問題を解決してくれるガジェットが「MAMORIO」です。

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まず初めに感心したこと。
「お守り」(OMAMORI)をもじった製品名だったり、バッテリー交換(新品と交換?)のサポート名称が「OTAKIAGE」だったり。
日本人に馴染みのある言葉をうまく使って、製品の特長をうまく表現しているなぁと思いました。

MAMORIOをとっても簡単に説明すると、失くしたくないものに付けておいて、スマホと失くしたくないものが離れたときに、場所を通知してくれるの「お守りガジェット」です。

表題にした「なくす、をなくす」は開発したMAMORIO株式会社がキャッチコピーとしている言葉ですが、まさになくすという行動をウォッチしてくれるIoT技術となっていますね。

 

では、使い方を。そしてコスパについて試算してみた。

使い方は簡単。

MAMORIOをスマホとペアリングするだけです。ペアリングしたスマホと、MAMORIOが一定距離離れると、スマホの地図上にその場所が表示されるという仕組みです。
MAMORIO本体に電池が内蔵されていて、8~10カ月程度は持続できるようです。(消費電力によっては1年持続する場合もあるようです)
もし電池が切れたら、先に書いた「OTAKIAGE」というサポートで、定価の半額で同型のMAMORIOを送ってもらえるということです。

 

ムム…電池交換できない?10カ月ごとにランニングコストがかかるってことは、そんなにコスパ良くない?

 

と一瞬思ってしまいました。確かに電池交換できない仕様なのは若干アレですが、超小型・薄型軽量にするためにはやむを得ないことだったのかと思います。付けていることが邪魔に感じるようでは本末転倒ですしね。このガジェットは興味本位でちょっと付けてみようという人と、物忘れが酷かったり、お酒を飲むとよくものを失くしてしまうような人とでは、コスパが大きく変わってくると思います。

 

現時点(2018年2月)で主力の「MAMORIO S」は税込み4,300円。半額だと2150円です。MAMORIOの金額が変わらないとして、10年間使い続けることとして試算します。
※3個セットで値引き価格で販売をしていたりしますが、ここでは1個ずつ買い増したと考えます。

 

10年間=120カ月。

1個の電池寿命を平均10カ月とすると、10年間で必要な個数は12個。

初回は4,300円、2回目~12回目は2,150円。合計すると25,800円となります。

MAMORIOを2個併用するなら、10年間で51,600円となります。

 

スマホを酔った勢いでどこかに置いてきてしまい紛失した経験のある方。そんなあなたはまた失くしてしまう可能性を秘めています。スマホはiPhoneなら1台で10万円を超えていますので、MAMORIOを付けた方が遥かに安いということになります。スマホにはGPSを活用した場所特定機能(iPhoneならiPhoneを探す)がついていますので、そちらと併用することで特定がしやすくなりますね。機能をOFFにしてしまっていたり、電源が切れてしまった際にMAMORIOがあることでリスクヘッジにもなります。

MAMORIOはスマホの地図に場所を表示させるものなので、もしスマホに付けるなら、MAMORIOのアプリを別のスマホに入れて管理するような使い方になります。2台持ちは難しければ実現できないかも(^^;

 

鍵を失くして困ったことがある方。誰かに盗まれている可能性があると思うと、鍵交換をしないと不安になりますよね。防犯性の高い鍵に交換する場合、作業費込で2万円はします。合鍵を家族分つくることを考えると、だいたい同額程度ということになります。

 

お財布を失くしたら…現金も大事ですが、クレジットカードやキャッシュカードを盗まれるリスクと、作り直したりする手間を考えると、僕だったらもう切腹したくなります。。ポイントカードも全部失います。ポイント大好きな僕はそれも相当堪える。お金には代えられない損失と考えられますね。

 

こうした貴重品を全部いれたバッグを紛失したことがある方。絶対に、絶対に2度と繰り返したくはないはずです!

 

つまり、こうした紛失の経験があって、手痛い出費を二度としたくない!と思っている人ほど、MAMORIOを付けている意味があると考えます。
(逆に言えば、モノの管理が徹底できるひとには全く要らないものでもあります)

 

「みんなでさがす」機能はなかなか面白い

この機能、失くしたMAMORIOが、他のひとのMAMORIOとすれ違うと、その場所を自分に知らせてくれるという機能です。MAMORIOは性質上、失くした時点の場所を通知してくれますので、もし場所が移動してしまうとわからなくなってしまいます。その場合も、この機能で移動した先の場所がわかるなんてことが期待されますね。まあ、そのためにはMAMORIOがいっぱい普及しないとですけどね。

 

 

買う前に、使い方をちゃんと理解しておこう。

Amazonのコメントを読んでいると、使い方を間違って低評価を書いている方がいましたよ。

 

『娘に付けておいて、公園に遊びに行ったのに地図上に表示されない。近くにいる時しか表示しないから使えない』

 

これ、動作としては正しいんです。「無くしたものを見つけられる」という意味を取り違えているのでこうした誤った使い方をしてしまっているんだろうと思います。あと公式ページで少女がバッグに付けている画像を掲載しているのも誤解を与えてしまった可能性はありますね。MAMORIOは場所を把握したいもののリアルタイムな場所を知るためのものではありません。MAMORIOを付けたものが失くした場所から移動しまえば分からなくなるということです。あくまで「無くした “時点” の “場所” を特定するもの」ということです。

この点をよく理解してから、購入してください。間違っても子供の居場所をいつでも教えてくれるなんて機能はありません。

 

技術的な観点で考えれば、使い方に対しては理解が深まります。MAMORIOはスマホとBluetooth4.0でペアリングを行っています。Bluetoothなのでスマホと距離が離れればペアリングが途切れてしまいます。この性質を逆利用した製品ということかと思います。発想の転換というやつですね。このことからも、どこにあるかをリアルタイムに把握する技術ではないということが分かりますね。

(もちろん単純に切れたことだけで確認しているわけではないと思いますが、技術開示されていないのであくまでスペックからの推測です)

 

MAMORIOの製品スペック


MAMORIOには通常版のMAMORIOと、上位版のMAMORIO Sがあります。MAMORIOに比べて、有効距離(スマホから離れても良い距離)が倍になっていたり、0.6g軽量化されていたりと改良版になっています。価格はMAMORIOが3780円(税込)、MAMORIO Sが4300円(税込)で500円ほど高いですが、メーカサイトではMAMORIO Sがトップに来ているので現行の主力は上位版のMAMORIO Sと考えるべきでしょう。スペック表の下にメーカがAmazonで直販しているサイトを掲載していますので、興味が沸いたらのぞいてみてくださいね。

 

<MAMORIO>

サイズ / 重さ 縦35.5mm×横19mm×厚さ3.4mm / 3g
電池 リチウム電池 / 最大で1年間利用が可能(利用環境によって短くなる場合あり)
電池交換プログラムあり(有償)
保証期間 3ヶ月
通信方法 Bluetooth4.0(Bluetooth Low Energy)
有効距離 約30m
価格 3,500円(税抜)
カラー

BLACK / RED / BLUE / YELLOW / GRAY

対応機種

Bluetooth4.0対応 / iOS9.0以上のiPhone(5以降) 、Android4.3以降のAndroid端末

 

通常版には5色のカラー展開がされているのが魅力的ですね。

 

<MAMORIO S>

サイズ / 重さ 縦35.5mm×横19mm×厚さ2.8mm / 2.4g
電池 リチウム電池 / 最大で1年間利用が可能(利用環境によって短くなる場合あり)
電池交換プログラムあり(有償)
保証期間 3ヶ月
通信方法 Bluetooth4.0(Bluetooth Low Energy)
有効距離 約60m
価格 3,980円(税抜)
カラー BLACK&BLACK
対応機種 Bluetooth4.0対応 / iOS9.0以上のiPhone(5以降) 、Android4.3以降のAndroid端末

 

色は黒1色のみと割り切っています。でも黒が一番どんなものにもマッチするんですよね。

 

まとめ

今後より高機能版がリリースされる可能性はあります。IoTなのでまだまだ可能性を秘めている製品です。この機会に「安心のお守り」を付けてみてはいかがでしょうか。

公式サイトに紹介動画がありまいたので転載させていただきます。

公式
http://company.mamorio.jp/

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